最大飛行時間
Matrice 4T の49分から10分延びました。バッテリー交換や現場間の移動の回数を減らせます。
広角・中望遠・望遠・赤外線の4眼カメラとレーザー測距計を1つのジンバルに搭載し、LiDAR・ミリ波レーダー・全方向ビジョンで周囲を検知します。機体を持ち替えずに、全体の把握から細部の確認、熱の異常まで1回の飛行で記録できます。
Matrice 4T の49分から10分延びました。バッテリー交換や現場間の移動の回数を減らせます。
機体・スポットライト・スピーカーがいずれも対応。動作環境温度は−20〜50°Cです。
一般的な640×512センサーと比べて画素数が4倍。画素ピッチは8μmです。
日本国内(MIC規格)での数値です。Matrice 4T の12kmから延長されました。
暗所・雨天・狭所といった、ドローンが苦手としてきた現場に対応するための変更が入っています。点検・調査の業務に直結する6点をご説明します。
カメラでは視認しづらい細い障害物がある環境や、薄暗い環境でも安全に飛行できます。LiDARは水平360°・垂直59°を見て、夜間でも最大32m先の電線を検知します。ミリ波レーダーは前方40m・上方下方20mをカバーし、霧や雨、粉じんの中でも周囲を検知します。
ジンバルの制御可能チルト範囲が−90°〜90°に広がりました。橋梁の橋桁、高架下、トンネル天端といった上部の点検が、機体を傾けることなく行えます。AL2スポットライトも同じ範囲でカメラに追従します。Matrice 4T は−90°〜70°でした。
機体に加えて、AL2スポットライトとAS2スピーカーもIP55に対応しています。−20〜50°Cの温度範囲で動作し、離着陸時の最大風圧抵抗は12m/sです。天候待ちによる工程の遅れを減らせます。
ネイティブ解像度1280×1024。温度分解能は50mK以下で、複雑な背景の中でも熱の異常を識別できます。UHR赤外線画像を有効にすれば2560×2048の映像を30fpsで取得でき、外壁点検や太陽光パネル点検の精度が上がります。DJI Terra で2Dサーマルオルソモザイクも作成できます。
サーマル映像と可視光映像を分割画面で同時に解析し、人・車両・船舶・火災などへ素早くロックオンします。災害対応での被災状況の把握、夜間の捜索、害獣や環境の調査まで、使える場面が広がりました。巡回ルートを指定して定期点検を自動化することもできます。
送信機がDJI RC Plus 3 Enterprise になりました。7.44インチ・2000ニトの画面は直射日光下でも見やすく、IP54、稼働は最大6時間です。日本国内(MIC規格)での最大伝送距離は12kmから20kmへ延びました。中継モードにも対応します。
広角で全体を押さえ、中望遠で10m先のピンや亀裂を確認し、望遠で400m離れた対象を判読し、赤外線で熱の異常を見つける。これを1回の飛行でまとめて記録できます。
| 広角 | 1/0.98型 CMOS・50MP/23.5mm相当・画角85.7° 全体の把握、撮影範囲の記録 |
|---|---|
| 中望遠 | 1/1.28型 CMOS・50MP/70mm相当・画角35° 10m先のピンや亀裂の確認 |
| 望遠 | 1/1.5型 CMOS・50MP/252mm相当・画角9.7° 176倍ハイブリッドズーム。離れた位置からの判読 |
| 赤外線 | 非冷却VOx・1280×1024/53mm相当・画角45° 温度測定範囲−20〜550°C、温度分解能50mK以下 |
| レーザー測距計 | 測定範囲3,000m(クラス1) 距離・面積の計測、対象のマーキング |
同じ「点検に使いたい」でも、必要な構成は対象によって変わります。それぞれの現場で何を確認したいのかをうかがったうえで、機体とアクセサリーの組み合わせをご提案します。
真上90°のカメラとスポットライトで橋桁を直視できます。GNSSが届きにくい橋の下でも、映像とレーダーを融合して測位を保ちます。
赤外線カメラで浮きや剥離を検出し、中望遠で10m先の亀裂まで判別します。足場を組まずに全景を記録できます。
2Dサーマルオルソモザイクを生成し、ホットスポットを面でマーキングします。広い発電所の全数確認に向きます。
上部のLiDARで線を検知してロックオンし、ラインに沿って自動で横方向に飛行します。素線の断線や異物の確認に使えます。
雨天でも離陸でき、AI検知と赤外線で被災状況を短時間で把握できます。スピーカーでの呼びかけにも対応します。
夜間でもフルカラーで撮影できます。AS2スピーカーは1mで120dB、有効放送距離は400mです。
赤外線とAI検知を組み合わせて、夜間の生息状況の把握や個体の発見・記録を効率化できます。
DJI Terra と組み合わせると、GCPを使わずにセンチメートル級の精度で測量できます。現場で2.5Dモデルを確認することもできます。
すでに Matrice 4T をお使いの場合、買い替えの判断材料になる部分をまとめました。機体はひと回り大きく、重くなっています。運搬や保管の方法、飛行させる空間の広さもあわせてご確認ください。
| 項目 | Matrice 5T | Matrice 4T |
|---|---|---|
| 保護等級 | IP55 | 標準保護レベルなし |
| 障害物検知 | LiDAR+ミリ波レーダー+全方向ビジョン | ビジョン+下方赤外線 |
| ジンバル制御チルト範囲 | −90°〜90° | −90°〜70° |
| 赤外線カメラ解像度 | 1280×1024 | 640×512 |
| 広角カメラ | 1/0.98型・50MP | 1/1.3型・48MP |
| 望遠ハイブリッドズーム | 176倍 | 112倍 |
| 最大飛行時間 | 59分 | 49分 |
| 最大伝送距離(日本・MIC) | 20km | 12km |
| 離陸重量 | 2,239g | 1,219g |
| 展開時のサイズ | 408×507×191mm | 307.0×387.5×149.5mm |
| 折りたたみ時のサイズ | 335×155×203mm | 260.6×113.7×138.4mm |
| 対角ホイールベース | 572mm | 438.8mm |
| プロペラサイズ | 14.2インチ | 10.8インチ |
数値はいずれもメーカー公表値です。飛行時間と伝送距離は、無風・電波干渉なしなど管理された条件での測定値で、実際の値は環境によって変わります。サイズは両機とも最大寸法ですが、Matrice 5T はランディングギアとジンバルを含み、Matrice 4T はプロペラを除く値として公表されており、測定条件が異なります。
機体(microSDカード装着済み)、送信機 DJI RC Plus 3 Enterprise、プロペラ×3、充電ハブ、電源アダプター、電源ケーブル、USB-Cケーブル、キャリーケース。
バッテリー、AL2スポットライト、AS2スピーカー、D-RTK 3 は別売です。ご用途をうかがったうえで、必要な構成をお見積りに含めてご案内します。
カタログの数値だけでは、自社の現場で使えるかどうかは判断しきれません。福岡県内の3会場で、Matrice 5T の製品解説と実演を行うセミナーを開催しています。参加費は無料です。旧機種との比較、撮影データの活用方法、国家資格や補助金の活用までご説明します。
価格は構成によって変わるため、ご用途をうかがったうえでお見積りをお出ししています。点検の対象、現場の環境、いま使っている機材をお聞かせください。必要な機体・バッテリー・アクセサリーの組み合わせをご提案します。デモのご依頼も承ります。